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World Trade Center
ワールド・トレード・センター (2006) USA 129min.
Introduction 序盤アウトライン
2001年9月11日、ニューヨーク。それはいつもと変わらぬ朝、突如発生した未曾有の惨劇だった。世界貿易センタービルの北棟に旅客機が激突すると云う大惨事の一報が入る中、巡査部長マクロークリンを先頭に現地に急行した港湾警察署の面々だったが、ヒメノ巡査を始めとする3名の志願者と共に屋内に出向いたマクロークリンが目の当たりにしたものは、93年に同じ場所で経験した爆破テロの規模をも凌駕する阿鼻叫喚の惨状だった。イスラエルが核爆弾で消滅すると云う耳を疑う情報までもが錯綜する中、やがて、酸素ボンベの確保も終えて階上への救助作業に出向こうとしていた4人だったが、そんな最中に突如、攻撃されていた事も露知らなかった南棟が崩壊、その土砂の直撃を受けた4人も生き埋めになってしまうーー
Various Note メモ
WTCの惨劇から生還を果した2名の方々の体験を通じて人類共存の在り方を問い掛ける一遍。奇蹟の生還を果したジョン・マクロークリン氏夫妻とウィリアム・ヒメノ氏夫妻の証言を基にアンドレア・バーロフが脚色。赤裸々な真実も忠実に再現するスクリプトにはフィクションでは必須のオチも皆無だが、そんなリアリズムからもたらされるメッセージはあまりに重厚。二千数百名もの方々の貴重な命が失われた大惨事を背景に、救出された2名の方々のみにスポットを絞る2時間超と云うスクリプトだが、クライマックスのモノローグに込められたメッセージにはシニカルな見方の入り込む隙間もない。「ミッドナイト・エクスプレス」「サルバドル/遥かなる日々」「7月4日に生まれて」「JFK」など数多くの問題作を手掛けたオリヴァー・ストーンも抑制されたタッチに終始。

以下、完全ネタバレ。未鑑賞の方はご留意下さい。
エレベーターシャフトに逃げ込んだ事で九死に一生を得る実在の2名の方々だが、その北棟と南棟の連絡路となるコンコースが瞬時の土砂の直撃で埋め尽くされるシーンには絶句させられた。いわゆる戦争映画でも記憶にないような未曾有の惨劇を瞬時に描くその情景は、フィクションなどではネタに出来ようはずもないと云った印象だったが、そんな一連の事件の規模などはさて置き、2名の方々の救出劇にポイントを絞るシナリオは、フィクションなどに置き換えればテレプレイのようにも思えるスケールのプロット。フィクションなどであれば、人々が理屈抜きでの団結を余儀なくされるクライマックスにも情緒を揺るがされるような事もなかったはずだが、このドラマは全く違っていた。各方面さまざまな立場の人々が一丸となる情景を指して「それが正しい事だったから」と告げるマクロークリン氏の回想モノローグだが、このようなあまりに重く説得力にも満ちたメッセージが「創作」のフィールドで発信出来たとは到底思えない。報復行為などでは和平への道も閉ざされる事も明白な中、地球家族が共存を図る和平プロセスへの第一歩の縮図とも云えるクライマックスの情景だが、そんなリアルなメッセージにこそ作品の「甚大」な価値が凝縮されていた。
2千数百名もの方々が犠牲になった一連の事件背景を思い浮かべれば、その総数からすれば千数百分の一と云う奇蹟の救出劇の成功を迎えるクライマックスも複雑な所だったりするが、云うまでもなくこの作品の意義は、そんな奇蹟を引き起こした生存者の方々の稀少な証言によって世界を振り向かせたと云う事。その掛け値なしでのリアリズムは、生き埋めになった仲間が死に至る情景を赤裸々に語るスクリプトでも明らか。生き埋めになった当初、ただ一人だけ自由に行動する事が出来たペズーロ巡査(ジェイ・ヘルナンデス)は、後に生還する2人に引き止められた事でその直後に他界する訳だが、そんな口裏を合わせれば封印出来るようなタブーにも2人の方々は腹を括っていたと云う事。IMDbなどでは7ポイントにも満たぬ意外な評価にも甘んじる作品だが、その実、このような作品までをも投票の対象にすると云うのも本当に馬鹿げている。キャストの誰もが迫真の演技を披露する劇場長編作品ながらも、その実、アーカイヴにも等しい意義の映像だったのだから。
エンドロールのテロップでも紹介されていた通り、創作キャラのようにも思える海兵隊員カーンズ(マイケル・シャノン)も実在する人物。あまりに劇的に描かれるカーンズ氏のモチーフも全てが実話。製作に当たっては、出演オファーはもとより作品コンサルタントとしてのオファーも拒絶したと云うカーンズ氏だが、そんな逸話を耳にすれば、あのあまりに劇的な顛末がウソではなかった事にも肯ける。一方、カーンズ氏が現地で合流するもう一人の英雄トーマス軍曹(ウィリアム・マポザー)についてはわずかな描写の部分が事実とは異なる。白人俳優のウィリアム・マポザーが演じるトーマス軍曹だが、実は、実在するトーマス軍曹は黒人の海兵隊員。9・11以降、姿を消していたと云うトーマス氏の所在が掴めたのも作品の完成後の事だった為に、トーマス氏本人に詫びを入れたと云うプロダクションだが、笑い飛ばすだけの当氏は至って気にも留めていなかったと云う逸話も。また、困難な救出作業での英雄となるスコット・シュトラウス巡査(劇中ではスティーヴン・ドーフ)については、出演オファーは断りながらも作品コンサルタントとして製作に関与したシュトラウス氏だが、ギャラの受け取りは頑なに拒んでいる。
字幕テロップでは「マクローリン」と表示される同氏のラストネームは「マクロークリン」(もしくは「マクローグリン」)が正しい読み。劇中でも誰もが「マクロークリン」と鮮明に発音。"O'Loughlin"と云う名前を「オローリン」と表示する事も当たり前だったかつての配給事情を考慮すれば、ここでの読みの違いもどうでもいいような話に思えるが、マクロークリン氏は実在する人物の名前で、ましてやここではヒメノ氏と双頭を成すシナリオの主人公。発音記号で表示すれば明らかに変わるような読みの違いはきちんとケアされるべき。あの「織田信長」が「ノブナカ・オダ」などと発音されれば気分も悪いはずなので。

以下、2001年9月11日の経過とさまざまな周囲の動きを時間数列順で端的に列記。
ユナイテッド93
のレヴューページに纏め上げたデータとほぼ同一。
午前7時54分
アメリカン航空11便(ボストン発LA行き/ボーイング767-200 N334AA/乗客81名と乗員11名)が遅延出発。
午前8時14分
ユナイテッド航空175便(ボストン発LA行き/ボーイング767-200 N612UA/乗客56名と乗員9名)が遅延出発。そのほぼ同時刻、アメリカン航空11便のコクピットをハイジャッカーが占拠。
午前8時20分
アメリカン航空77便(ワシントンDC発LA行き/ボーイング757-200 N644AA/乗客58名と乗員6名)が出発。
午前8時23分
ハイジャックされたアメリカン航空11便が南に進路を変更。そのアメリカン航空11便のハイジャックについての情報を管制塔と交わしたユナイテッド航空175便もハイジャッカーが制圧(8時43分頃までの出来事)。
午前8時40分
奇しくも年一度の防衛訓練を迎えていた米航空宇宙防衛司令部(NORAD)にアメリカン航空11便のハイジャックの第一報が届けられる。
午前8時42分
ユナイテッド航空93便(NY発サンフランシスコ行き/ボーイング757-200 N591UA/4名のハイジャッカーを含む乗客37名と乗員7名)が混雑の為に遅延出発。
午前8時46分
アメリカン航空11便がニューヨーク世界貿易センターのツインタワー北棟に突入ハイジャックされて間もなかったユナイテッド航空175便もニューヨークに進路を変更。この際、フロリダに居たブッシュ大統領は視察予定先のサラソータの小学校へ向う専用車の車中に。ホワイトハウスとの電話会議も行われたが、大統領本人はもとより補佐官らの周辺スタッフらも旅客機のツインタワー北棟突入を事故と捉えていた為に予定通り視察先の小学校へ。
午前8時50分
アメリカン航空77便をハイジャッカーが制圧。北に進路を変えた後、南に転回、間もなくして進路を東に変更。北に進路を変えた時点から続けられていた管制塔との交信も約3分間で不通に。
午前8時52分
マサチューセッツ州の空軍基地からF-15戦闘機2機がスクランブル発進。アメリカン11便のハイジャックに対処すべく発進したF-15だったが、その出動もツインタワー北棟に11便が突入した後での事で、操縦士は事態すら把握していなかった。
午前9時03分
ユナイテッド航空175便がニューヨーク世界貿易センターのツインタワー南棟に突入。一方、先に出動していたF15はロングアイランド湾での待機を経てNYへの進入を命じられていたが、これもユナイテッド175便が南棟に突入した後での事。そもそも旅客機を攻撃出来る権限を持たないF-15に出来る任務と云えば進路妨害ぐらいだった。この間、ノースカロライナ上空で訓練飛行中だったF-16戦闘機3機がワシントンDCに呼ばれているが、基地で待機した後にアメリカン航空77便を追跡する為に再発進しながらも先の訓練飛行の影響で燃料不足に。しかも、3機の内の2機は訓練用模擬弾のみが搭載されたお粗末な装備だった。追突の直後、FAAが国内全ての空港閉鎖を決定。事件の際のブッシュ大統領の応対については、「華氏911」でも取り上げられていた通り。小学校を視察中だったブッシュ大統領は補佐官から事態の報告を受けていたが、7分間にわたり小学生の朗読に耳を傾けていた。小学生を褒め称えた直後、隣室での補佐官との会話の後、ライス補佐官と州知事への電話連絡を経てTVカメラで国民への演説を展開した大統領は、9時30分に小学校を出発、3マイル先の空港へ向う。ホワイトハウス(屋上には防空用スティンガーミサイルも装備)で執務を行っていたチェイニー副大統領やライス国家安全保障担当補佐官、数名の閣僚は、この事件の直後にシークレットサービスの誘導で地下壕へ避難。
午前9時27分
ユナイテッド航空93便をハイジャッカーが制圧。クリーヴランド上空で南に進路を変更した後、南東方角のワシントンを目指している事を管制塔に通告、その標的が合衆国議会議事堂もしくはホワイトハウスである事を示唆。
午前9時30分
ワシントンDCに先に呼ばれたF-16とは別の攻撃用サイドワインダーを装備したF-16戦闘機3機がワシントン近辺に飛来。旅客機迎撃の権限も与えられていたF-16だったが、結果的にはアメリカン航空77便に合流する事はなく、このわずか8分後にペンタゴンが攻撃に曝される事に。
午前9時36分
ペンタゴンの執務室で議員と懇談していたラムズフェルド国防長官のもとにツインタワー攻撃の知らせが入るが、その2分後、アメリカン航空77便が今まさにペンタゴンに激突しようとしていた事も国防長官は知らずにいた。
午前9時38分
アメリカン航空77便が米国防総省ペンタゴン本庁に激突。地面を滑走しながら高速で激突・炎上した機体は原形も留めぬ状態に。攻撃の直後、流血する女性職員を抱きかかえて避難したラムズフェルド国防長官は、救急車の到着まで女性職員を看病。国防長官が現場から避難したのも惨劇から数十分が経過した後の事だった。南米ペルーを訪問中だったパウエル国務長官は、ツインタワーおよびペンタゴンへの攻撃の報告を受けた直後、帰国の途に。ちなみに、米合衆国軍の一定規模の動員に対して迎撃体制を取る冷戦時代のオプションを残していたロシアのプーチン大統領は、「米合衆国軍の今回の動員に対しては、ロシア連邦軍に迎撃体制を取らせる事はない」とホットラインで通告する事でブッシュ大統領を安心させている。ユナイテッド航空93便の乗客が、機内電話や携帯電話で外部との連絡を取り始めたのもこの攻撃の時間帯の前後からだった。
午前9時45分
全米の空港を対象に全ての民間機の離陸が差し止められる中、飛行中の全ての民間機にも最寄の空港への着陸を促す通達が。
午前9時55分
大統領を乗せたエアフォース・ワンが、戦闘機の護衛なしの状態でフロリダを離陸。その時点で連絡不通だった旅客機は11機。空軍基地入りした大統領は、事態の沈静化に夕刻まで音なしの状態を貫いた後、ワシントンDCへ帰還。
午前9時57分
ユナイテッド航空93便の乗客が、機内電話や携帯電話での外部との連絡でハイジャッカーの目的を自爆テロと認識、機の奪回に乗り出す。
午前9時59分
ニューヨーク世界貿易センターのツインタワー南棟が崩壊。ボーイング707の突入の衝撃にも耐え得るはずだったビルが崩壊した理由は、吹き抜けを通じて下層階にまで達したジェット燃料の引火による大火災で鉄骨が破断した為。後に崩壊する北棟のケースとは違い、避難経路の損壊を免れた南棟では、衝突階以上のフロア滞在者10数名も無事に避難。先に北棟が衝突されていた為に、避難を試みていた約7割の滞在者が生還するが、火災煙による苦痛や絶望感で数名の方々がビルから飛び降りる中、消防士や避難者数名の方々が巻き添えになると云う惨事も。
午前10時3分
ユナイテッド航空93便が、ペンシルバニア州シャンクスヴィル(ワシントンD.C.から北西240kmの地点)に時速580マイル(時速約933km)の猛スピードで墜落。映画「ユナイテッド93」の映像では施錠されたコクピットを突破する乗客の姿が描かれているが、現実にはコクピット内への進入は遂げられなかったと云う説が有力。乗客たちの反撃を上げる狼煙となった"Let's Roll"と云う言葉は、後のアフガンに於ける対テロ構図でのコピーに。墜落する以前にオハイオ州上空を飛行していた93便の近くには積荷を搬送するC-130輸送機が飛行していたが、管制塔の指令で追跡を試みたC-130輸送機が93便に接近出来たのも、墜落現場から17マイルの地点までだった。一方、実弾を装備したF-16が93便を追撃すべくワシントンを離陸していたと云う情報も。93便の墜落直後、ホワイトハウスの地下壕へ避難していたチェイニー副大統領やライス国家安全保障担当補佐官、数名の閣僚らがヘリコプターで避難。チェイニー副大統領が軍事補佐官に乗っ取り機の攻撃許可を与えたのは93便の墜落後の事だった。
午前10時15分
9時38分に攻撃を受けたペンタゴン5層のうち北側(長官執務室の反対側)1番及び2番ビルが崩壊。激突・炎上したアメリカン航空77便の乗員乗客64名全員が死亡する中、補強工事の為に駐在者も少なかった国防総省側でも189名の職員の方々が犠牲に。
午前10時16分
NORADから10時6分に下されたスクランブル発進命令を受けたF-16戦闘機2機が、既に墜落していた93便追跡の為に発進するが、実は、NORADが93便の墜落をFAAから知らされたのも、その発進の1分前となる10時15分時点での事だった。他にも2機のF-16が93便を追跡していたと云う情報も錯綜していたが、そんな混乱する中での対応は全てが無駄足に終わる。
午前10時28分
ニューヨーク世界貿易センターのツインタワー北棟が、南棟と同様の原理で崩壊。突撃を受けた92階以上のフロア滞在者全員が避難経路を遮断される中、救助活動に従事していた消防士の方々も含めた推定での死者は、北棟だけで約1,700名。
「9・11」以降のNY
ツインタワー崩壊に連鎖する形で敷地内の他の4つのビルおよび敷地北側の世界貿易センター7号棟も崩壊。NYだけで推定死亡者数2,749名を数える国内テロ最大規模の大惨事に至る中、鎮火までにも数ヶ月を要した崩壊後の館内から20名もの生存者の方々が救出されると云う奇跡も。テロップでも紹介されている通り、奇蹟の生還を果したマクロークリン氏とヒメノ氏は、その20名の方々の中では18番目と19番目に救出された生存者だった。約1,100名の身元の確認作業は05年3月上旬に終了。DNA鑑定等を見込む形で処理場に放置されていた全ての残骸のうち、鉄骨類は再利用のためインドへ輸出されている。

「グラウンド・ゼロ」と呼ばれた世界貿易センタービル跡地の再開発については、事件の遺族から慰霊の場にして欲しいと云う意見も出される中、企業の流出を恐れるNY市当局や港湾局の希望を優先させる形で超高層ビルが再び建設される事に。その起工式は04年7月だった。(米国人建築家ダニエル・リベスキンド氏による建築設計。米国が独立した1776年に因んだ1776フィート(約541m)の超高層ビルを中心に構える計5本のタワー。2010年に完成予定。)
一連のテロによる死亡者数 
ハイジャックされた旅客機4機の乗員乗客246名、ペンタゴンの事件で125名、ツインタワーで2,602名(NY市消防局の消防士343名、NYPDの警察官23名、NY港湾管理委員会の職員の方々37名を含む)。以上、確認されただけでも2973名(ハイジャック実行犯を含む)に上った死亡者数だが、これは行方不明者の安否確認を尋ねるビラに掲載されていた数字。ツインタワー内で惨劇に遭遇したと思われる約1,100名の方々と事件周辺で行方不明になった24名の方々については、先述の通り、いまだその身元の確認が出来ていない状態。
事件がもたらした影響
多数の金融機関が入居していた貿易センタービルが破壊された事で事件当日の米国内取引の全てが中止される中、事態を受けた欧州でも全ての取引所で株式の全面安に発展、事件翌日12日の東京でも日経平均が1400円以上の下落するなど、世界経済の長期的不況の引き金に。また、航空機の利用がスポットの期間で激減した為に、事件当事者のユナイテッド航空はもとよりアンセット豪州航空やスイス航空の破産や倒産など世界中の航空会社が大打撃に見舞われる。
テロ実行犯の背景 
ハイジャックされたボーイング757および767型機は、コクピットの操縦システムが共通している上に2人での操縦が可能だった事、大陸横断ルートの長距離飛行便だった事から大量の積載燃料がテロ攻撃時の延焼規模を拡大出来る事が見込まれていた為に標的にされたと云う説も。ハイジャッカーたちは米国内の民間航空学校で基本操縦を習得、フライトシミュレーターでの訓練も経ていた。イスラム原理主義勢力アルカイダの関与については、モハメド・アタ(アメリカン航空11便に搭乗していたテロ実行犯)を通じて犯行を指揮したと語るオサマ・ビンラディンのビデオ映像などが公開済み。
国際社会の反応
事件の翌日となる9月12日、国連が「テロ非難決議」を採択する中、NATO(北大西洋条約機構)とロシアは、国際社会の結束とテロの撲滅を掲げる共同声明を発表。アジア諸国もアメリカ合衆国を支持。日本や韓国、サウジやインドのみならず、テロ支援の過去(80年代のパンアメリカ航空機事件)を持つリビアやタリバンを公然と支援していたパキスタン、さらには在イラン米大使館占拠事件以来アメリカとは相容れぬ関係だったイランでさえもテロ犯行グループを非難、アメリカへの支援を表明している。
米国のその後 
オサマ・ビンラディンを始めとするテロ組織アルカイダの保護が確実視されたアフガニスタンのタリバン政権がその引渡しに応じなかった事から、米はアフガニスタンへの攻撃を開始、聖戦と銘打たれた戦争に突入する事に。さらには、米国内での支持率が9割に達していたブッシュ政権は、イラク、イラン、北朝鮮の三カ国を国際テロ組織を支援する「悪の枢軸」と名指す中、防衛の為には先制攻撃も必要とする方針の下で03年3月19日「イラク戦争」の開戦を宣言する。この際、国際テロ組織アルカイダ追撃を大義名分としていたアフガンへ攻撃の際とは異なり、英・日・伊・スペイン・フィリピンなど米同調国と独・仏・露・中など米非同調国に分かれる形で国際世論は真っ二つに。後の04年10月、イラク戦争開戦時の大義名分だった「大量破壊兵器」の存在が米政府調査団によって否定された為に、イラクへの武力行使の正当性が根幹から揺るがされる。そんな中、イラクに派兵していた親米派の英国やスペインでの市民を狙う無差別テロ事件は、後の政権交代の引き金に。また、反テロリズムの下で暫定的に制定された「愛国者法」を05年7月に恒久化した米国でも、全体主義化への傾向を憂慮する声が高まる事に。

ブッシュ個人とビンラディンの共謀説など「9・11陰謀説」がさまざまな著書などでも飛び交う中、米国民の1/3が「中東派兵の口実にしたかった政権が事件を意図的に阻止しなかった」と云う回答を叩き出すようになった昨今だが、何れにせよ、アルカイダと9・11の関係を示す証拠の存在を公言したチェイニーが07年2月現在いまだ音なしという状況はあまりにも痛い所。



製作スタッフ
Staff
関連作品 (抜粋)
Related Works "excerpts"
監督
Directed by
オリヴァー・ストーン
Oliver Stone
邪悪の女王(未) Seizure (脚本/監督)
ミッドナイト・エクスプレス Midnight Express (脚本)
キラーハンド The Hand (脚本/監督)
コナン・ザ・グレート Conan the Barbarian (脚本)
スカーフェイス Scarface (脚本)
イヤー・オブ・ザ・ドラゴン Year of the Dragon (脚本)
プラトーン Platoon (脚本/監督)
800万の死にざま 8 Million Ways to Die (脚本)
サルバドル 遥かなる日々
 Salvador (製作/脚本/監督)
ウォール街 Wall Street (脚本/監督)
トーク・レディオ Talk Radio (脚本/監督)
7月4日に生まれて
 Born on the Fourth of July (製作/脚本/監督)
ドアーズ The Doors (脚本/監督)
JFK JFK (製作/脚本/監督)
天と地 Heaven & Earth (製作/脚本/監督)
ナチュラル・ボーン・キラーズ
 Natural Born Killers (脚本/監督)
ニクソン Nixon (製作/脚本/監督)
エビータ Evita (脚本)
Uターン U Turn (監督)
エニイ・ギブン・サンデー
 Any Given Sunday (製作/脚本/監督)
アレキサンダー Alexander (製作/脚本/監督)
製作
Produced by
デブラ・ヒル
Debra Hill
ハロウィン Halloween
ザ・フォッグ The Fog
ブギーマン Halloween II
ニューヨーク1997 Escape from New York
デッドゾーン The Dead Zone
フィッシャー・キング The Fisher King
ザ・フォッグ The Fog (2005)
マイケル・シャンバーグ
Michael Shamberg
リアリティ・バイツ Reality Bites
パルプ・フィクション Pulp Fiction
ゲット・ショーティ Get Shorty
フィーリング・ミネソタ Feeling Minnesota
マチルダ Matilda
ガタカ Gattaca
アウト・オブ・サイト Out of Sight
マン・オン・ザ・ムーン Man on the Moon
エリン・ブロコビッチ Erin Brockovich
ケイブマン The Caveman's Valentine
Be Cool ビー・クール Be Cool
ステイシー・シェア
Stacey Sher
モリッツ・ボーマン
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愛の落日 The Quiet American
K-19 K-19: The Widowmaker
ライフ・オブ・デビッド・ゲイル The Life of David Gale
ターミネーター3
 Terminator 3: Rise of the Machines
マインドハンター Mindhunters
サスペクト・ゼロ Suspect Zero
オリヴァー・ストーン
Oliver Stone
* 監督も兼任
製作総指揮
Executive Producers
ノーマン・ゴライトリー
Norman Golightly
シャドウ・オブ・ヴァンパイア Shadow of the Vampire
SONNY ソニー Sonny
ロード・オブ・ウォー Lord of War
ゴーストライダー Ghost Rider
ドナルド・J.リー・Jr
Donald J. Lee Jr.
バニラ・スカイ Vanilla Sky
スカーレット・ヨハンソンの百点満点大作戦
(未) The Perfect Score
エリザベスタウン Elizabethtown
原案となった実話
True Story
ジョン・マクロークリン
John McLoughlin
 
ドナ・マクロークリン
Donna McLoughlin
ウィリアム・ヒメノ
William Jimeno
アリソン・ヒメノ
Allison Jimeno
脚本
Written by
アンドレア・バーロフ
Andrea Berloff
Domestic (2002)
Don't Look Now (2007)
撮影
Cinematography by
シーマス・マッガーヴェイ
Seamus McGarvey
バタフライ・キス Butterfly Kiss
ウィンター・ゲスト The Winter Guest
素肌の涙 The War Zone
ハイ・フィデリティ High Fidelity
エニグマ Enigma
めぐりあう時間たち The Hours
サハラ 死の砂漠を脱出せよ Sahara
シャーロットのおくりもの Charlotte's Web
編集
Edited by
デイヴィッド・ブレナー
David Brenner
トーク・レディオ Talk Radio
7月4日に生まれて Born on the Fourth of July
ドアーズ The Doors
天と地 Heaven & Earth
インデペンデンス・デイ Independence Day
ロリータ Lolita (1997)
パトリオット The Patriot
ニューヨークの恋人 Kate & Leopold
“アイデンティティー” Identity
デイ・アフター・トゥモロー The Day After Tomorrow
ジュリー・モンロー
Julie Monroe
ロリータ Lolita (1997)
電話で抱きしめて Hanging Up
パトリオット The Patriot
海辺の家 Life as a House
ジーリ Gigli
五線譜のラブレター De-Lovely
美術
Production Design by
ヤン・ロールフス
Jan Roelfs
コックと泥棒、その妻と愛人
 The Cook the Thief His Wife & Her Lover
オルランド Orlando
陪審員 The Juror
ガタカ Gattaca
ノイズ The Astronaut's Wife
フローレス Flawless
9デイズ Bad Company
シモーヌ S1m0ne
アレキサンダー Alexander
衣装デザイン
Costume Design by
マイケル・デニソン
Michael Dennison
名探偵ベンジー Oh Heavenly Dog
モナリザ・スマイル Mona Lisa Smile
リディック The Chronicles of Riddick
アイス・プリンセス Ice Princess
音楽
Music by
クレイグ・アームストロング
Craig Armstrong
オーファンズ Orphans
プランケット&マクレーン Plunkett & Macleane
ボーン・コレクター The Bone Collector
完全犯罪 Best Laid Plans
キス・オブ・ザ・ドラゴン Kiss of the Dragon
ムーラン・ルージュ Moulin Rouge!
愛の落日 The Quiet American
マグダレンの祈り The Magdalene Sisters
ラブ・アクチュアリー Love Actually
二重誘拐 The Clearing
Ray レイ Ray
2番目のキス Fever Pitch
理想の恋人.com Must Love Dogs
挿入曲
Various Music
Only America - Brooks & Dunn
Ed, Edd n Eddy Cues - (Written by) Patric Caird
Theme From Starsky & Gutch (Gotcha) - (Written by) Tom Scott
The Lost Chord (Written by Sir Arthur Sullivan) - Mary Glifford
キャスト
Cast
配役
Plays
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シークレット ウインドウ Secret Window
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アサルト13 要塞警察 Assault on Precinct 13
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コナー・パオロ
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Steven
McLoughlin
ミスティック・リバー Mystic River
アレキサンダー Alexander
アンソニー・ピッチニンニ
Anthony Piccininni
JJ
McLoughlin
アレクサ・ゲラシモヴィッチ
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Erin
McLoughlin
Bella (2006)
All My Children (2007) (tv)
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Caitlin
McLoughlin
ダナ&ルー リッテンハウス女性クリニック
 Strong Medicine (tv)
コールドケース 迷宮事件簿 Cold Case (tv)
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チャンピオン 明日へのタイトルマッチ The Calcium Kid
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エイプリルの七面鳥 Pieces of April
ナショナル・トレジャー National Treasure
2番目のキス Fever Pitch
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Jay Hernandez
Dominick Pezzulo クレイジー/ビューティフル(未) Crazy/Beautiful
ロードキラー Joy Ride
オールド・ルーキー The Rookie
プライド 栄光への絆 Friday Night Lights
炎のメモリアル Ladder 49
トルク Torque
ホステル Hostel
ジョン・ベルンサル
Jon Bernthal
Christopher
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CSI:マイアミ CSI: Miami (tv)
The Air I Breathe (2007)
ニコラス・ケイジ
Nicolas Cage
John
McLoughlin
初体験 リッジモント・ハイ
 Fast Times at Ridgemont High
ランブルフィッシュ Rumble Fish
バーディ Birdy
コットンクラブ The Cotton Club
ペギー・スーの結婚 Peggy Sue Got Married
月の輝く夜に Moonstruck
バンパイア・キッス Vampire's Kiss
ワイルド・アット・ハート Wild at Heart
レッドロック 裏切りの銃弾 Red Rock West
不機嫌な赤いバラ Guarding Tess
あなたに降る夢 It Could Happen to You
リービング・ラスベガス Leaving Las Vegas
ザ・ロック The Rock
フェイス/オフ Face/Off
コン・エアー Con Air
8mm 8MM
コレリ大尉のマンドリン Captain Corelli's Mandolin
マッチスティック・メン Matchstick Men
ウィリアム・ヒメノ
William Jimeno
Port Authority
Officer
* マイケル・ペーニャ演じるキャラクターの
 モデルになった事件の体験者
ニック・ダミチ
Nick Damici
Lieutenant
Kassimatis
イン・ザ・カット In the Cut
ジュード・チッコレーラ
Jude Ciccolella
Inspector Fields 摩天楼を夢みて Glengarry Glen Ross
ショーシャンクの空に The Shawshank Redemption
マッド・ラブ Mad Love
ボーイズ・オン・ザ・サイド Boys on the Side
フローレス Flawless
ネメシス S.T.X Star Trek: Nemesis
ハイ・クライムズ High Crimes
24 TWENTY FOUR 24 (tv)
デアデビル Daredevil
ターミナル The Terminal
クライシス・オブ・アメリカ The Manchurian Candidate
ミリオンダラー・ベイビー Million Dollar Baby
シン・シティ Sin City
ザ・L.A.ライオット・ショー The L.A. Riot Spectacular
ダニー・ヌッチ
Danny Nucci
Officer Giraldi エクスプロラーズ Explorers
アメリカン・ドライブ・イン American Drive-In
生きてこそ Alive
クリムゾン・タイド Crimson Tide
ザ・ロック The Rock
イレイザー Eraser
タイタニック Titanic
マギー・ギレンホール
Maggie Gyllenhaal
Allison Jimeno 欲望 A Dangerous Woman
ワイルド・スモーカーズ Homegrown
セシル・B ザ・シネマ・ウォーズ Cecil B. DeMented
ドニー・ダーコ Donnie Darko
サンキュー、ボーイズ Riding in Cars with Boys
セクレタリー Secretary
アダプテーション Adaptation.
コンフェッション Confessions of a Dangerous Mind
モナリザ・スマイル Mona Lisa Smile
パリ、ジュテーム Paris, je t'aime
主人公は僕だった Stranger Than Fiction
パティ・ダーバンヴィル
Patti D'Arbanville
Donna's
Neighbor
ビリティス Bilitis
ビッグ・ウェンズデー Big Wednesday
メーン・イベント The Main Event
タイム・アフター・タイム Time After Time
ザ・ファン The Fan
ラストサマー I Know What You Did Last Summer
セレブリティ Celebrity
ドナ・マーフィー
Donna Murphy
Judy Jonas ジェイド(未) Jade
オクトーバー22(未) October 22
スター・トレック 叛乱 Star Trek: Insurrection
ノイズ The Astronaut's Wife
ドア・イン・ザ・フロア The Door in the Floor
スパイダーマン2 Spider-Man 2
ファウンテン The Fountain
マイケル・シャノン
Michael Shannon
Dave Karnes 恋はデジャ・ブ Groundhog Day
セシル・B ザ・シネマ・ウォーズ Cecil B. DeMented
タイガーランド Tigerland
パール・ハーバー Pearl Harbor
バニラ・スカイ Vanilla Sky
ハイ・クライムズ High Crimes
8 Mile 8 Mile
バッドボーイズ2バッド Bad Boys II
ウィリアム・マポザー
William Mapother
Marine Sergeant
Thomas
7月4日に生まれて Born on the Fourth of July
M:I-2 Mission: Impossible II
マグノリア Magnolia
ソードフィッシュ Swordfish
マイノリティ・リポート Minority Report
サスペクト・ゼロ Suspect Zero
THE JUON 呪怨 The Grudge
スティーヴン・ドーフ
Stephen Dorff
Scott Strauss ザ・ゲート The Gate
パワー・オブ・ワン The Power of One
バック・ビート Backbeat
ジャッジメント・ナイト Judgment Night
イノセント・ライズ Innocent Lies
I SHOT ANDY WARHOL I Shot Andy Warhol
スペース・トラッカー Space Truckers
ブラッド&ワイン Blood and Wine
バッドデイズ City of Industry
ブレイド Blade
ウィズアウト・ユー Entropy
セシル・B ザ・シネマ・ウォーズ Cecil B. DeMented
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デュースワイルド Deuces Wild
フィアー・ドット・コム FeardotCom
アローン・イン・ザ・ダーク Alone in the Dark
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Frank Whaley
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