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The Terminator
ターミネーター (1984) USA 108min.
Introduction 序盤アウトライン
1984年、ロサンゼルス。ある夜、闇を切り裂く閃光と共に謎の男が全裸のままで出現する。チンピラから奪い去った衣服を着用し銃砲店で銃を調達、さらに、電話帳から「サラ・コナー」と云う名前を探し当てた謎の男は、該当する同姓同名の人物宅を隈なく襲撃、次々と射殺する。一方、ニュースから流される全ての被害者の名前が自身と同一である事に強烈な違和感を抱いたサラ・コナーは、その危険を知らせるようと勤務先のパブからルームメイトのジンジャーに電話を入れるが、受話器を取らずに男友達と戯れていたジンジャーは射殺され、挙句の果てには、サラが残した留守電メッセージによって、謎の男にその居場所を知られてしまう。やがて、執拗に迫り来る謎の男からの襲撃を受けながらも、突如現れた謎の男リースによって辛くも助け出されたサラだったが、そのリースの口から語られた襲撃事件の真相は、彼女の想像を遥かに超えたものだったーー
Various Note メモ
ターミネーターことT800の配役には、あのO.J.シンプソンや「U・ボート」のユルゲン・プロフノウらも候補者としてリストアップされていた。最終的には、ランス・ヘンリクセンがターミネーター、シュワルツェネッガーは善玉のカイルと云う設定だったが、脚本を読んだシュワルツェネッガーの希望により実際の配役に落ち着いている。その撮影は、シュワルツェネッガーが「キング・オブ・デストロイヤー コナンPART2」の撮影に携わっていた為に、9ヶ月遅れでクランクインしている。
本作でシュワルツェネッガーが放つ台詞は、声色を偽装する数箇所の場面を除けば17個の文節だけで構成される16行のラインだけで、クライマックスのターミネーターはシュワルツェネッガーではなかった為に、シュワルツェネッガーとマイケル・ビーンが同一のフレームに登場するのも僅かに一回だけだった。また、クライマックスを経た後のシークエンスでは、破壊されたターミネーターの心臓部であるCPUを何者かが拾うと云う含みを残す場面も撮影されていたらしい。
63-64年にテレビ放映された「アウターリミッツ」の脚本担当者ハーラン・エリスンは、本作のモチーフにクレームをつけている。それは、同シリーズの第33話「38世紀から来た兵士"Soldier"」と第37話「ガラスの手を持つ男"Demon With A Glass Hand"」の模倣だと云うものだったが、話は法廷に持ち込まれる事もなく示談で決着している。
キャメロンの最初のイメージでは、不死身のキャラが活躍する未来だけを舞台にした物語になるはずだったと云う。しかし、音声についてもモノラルにせざるを得ないと云う限られた予算だった為に、格段に安上がりの舞台装飾となるロケーション撮影も可能な現代を舞台に、未来のキャラをタイムスリップさせると云うアイディアで落ち着かせている。
デートの約束が駄目になる序盤でのカット、メッセージ録音として流されるのはキャメロンの声。また、シュワルツェネッガーの爆発的なヒット台詞となる"I'll be back"だが、これは元々の脚本では"I'll come back"と云う台詞だったらしい。
スコア音楽の候補者としてリストアップされていたトニー・バンクス(ジェネシスの鍵盤)には脚本も送られていたが、ロジャー・クリスチャンの監督作品「夢翔戦艦スターシップ亜空間脱出」のスコア製作に取り掛かっていた為にバンクスは辞退している。もし、バンクスによるスコアが実現していれば、世紀末を連想させるあの有名なリフレインも存在しなかったと云う事である。
長蛇の列となっていた「ビバリーヒルズ・コップ」を諦める形で観た作品だったが、その鑑賞以前の事前情報と云えば、アボリアッツでグランプリを取ったと云った程度のもので、この面白さは、意表を突かれるまでのものだった。そのアボリアッツの記事については、ホラーの登竜門(当時は)とも云える映画祭にデニーロが審査員として顔を出していたと云う事で印象に残っていたものだが、現実に鑑賞してみれば、超メジャースターに太鼓判を押されるにも相応しい堂々たる内容と云った所。本作以降に大ブレークするシュワルツェネッガーだが、コナン初作での劇的なパフォーマンスを経験していたとは云え、ここでのヒールぶりが余りに鮮烈だった為に、後々の善玉ヒーロー作品群には、少々違和感を覚えていたほどである。
低予算だったと云うプロダクションだが、端的に云ってしまえば、初期のカーペンター作品群と同様に、アングラながらも上質な緊張感に終始するスレンダーな作品と云った所。前作「殺人魚フライング・キラー」を酷評された事で四面楚歌の状況に追い込まれていたキャメロンだが、劇中で描き出される世紀末の緊張感も、正にそのキャメロンの意地とハングリーな状況を投影したものだったような気がする。いわゆるB級とカテゴライズされるような低予算の境遇で製作された注目度の低い作品でも、ここまで到達出来ると云う究極の手本となった作品ではないだろうか。ちなみに本作の脚本は、監督のジェームズ・キャメロンによるオリジナルだが、後にキャメロンの初婚の相手となる製作者のゲイル・アン・ハードに1ドルで売却した為に共同名義でクレジットされている。



製作スタッフ
Staff
関連作品 (抜粋)
Related Works "excerpts"
監督
Directed by
ジェームズ・キャメロン
James Cameron
殺人魚フライングキラー
 Piranha Part Two: The Spawning
エイリアン2 Aliens
アビス The Abyss
製作
Produced by
ゲイル・アン・ハード
Gale Anne Hurd
クレイジーポリス大追跡 Smokey Bites the Dust
エイリアン2 Aliens
製作総指揮
Executive Producer
ジョン・デイリー
John Daly
プラトーン Platoon
リバース・エッジ River's Edge
勝利への旅立ち Hoosiers
サルバドル 遥かなる日々 Salvador
デレク・ギブソン
Derek Gibson
参考脚本
Based on
the Teleplays by
ハーラン・エリソン
Harlan Ellison
The Outer Limits teleplays
"Soldier" and "Demon with a Glass Hand"
アウターリミッツ The Outer Limits (tv)
オスカー The Oscar
脚本
Written by
ジェームズ・キャメロン
James Cameron
* 監督も兼任
ゲイル・アン・ハード
Gale Anne Hurd
* 製作も兼任/執筆への関与は無し
追加ダイアローグ
additional dialogue
ウィリアム・ウィッシャー
William Wisher
ターミネーター2 Terminator 2: Judgment Day
13ウォーリアーズ The 13th Warrior
撮影
Cinematography by
アダム・グリーンバーグ
Adam Greenberg
グローイング・アップ Eskimo Limon
パラダイス Paradise
編集
Edited by
マーク・ゴールドブラット
Mark Goldblatt
ピラニア Piranha
ハウリング The Howling
特撮
Special terminator
effects creator
スタン・ウィンストン
Stan Winston
エンティティー 霊体 The Entity
ゾンゲリア Dead & Buried
遊星からの物体X The Thing
美術
Production Design by
ジョージ・コステロ
George Costello
デビルスピーク Evilspeak
初恋物語 Liar's Moon
衣装デザイン
Costume Design by
ヒラリー・ライト
Hilary Wright
エル・ノルテ 約束の地 El Norte
ハートビートで追いかけて Three for the Road
音楽
Music by
ブラッド・フィーデル
Brad Fiedel
フライトナイト Fright Night
告発の行方 The Accused
キャスト
Cast
配役
Plays
関連作品 (抜粋)
Related Works "excerpts"
アーノルド・
シュワルツェネッガー
Arnold Schwarzenegger
The Terminator コナン・ザ・グレート Conan the Barbarian
コマンドー Commando
シュワルツェネッガー プレデター Predator
マイケル・ビーン
Michael Biehn
Kyle Reese グリース Grease
殺しのファンレター(未) The Fan
影の私刑 The Lords of Discipline
リンダ・ハミルトン
Linda Hamilton
Sarah Connor チルドレン・オブ・ザ・コーン(未) Children of the Corn
ブラックライダー Black Moon Rising
キングコング2 King Kong Lives
ポール・ウィンフィールド
Paul Winfield
Lieutenant
Ed Traxler
合衆国最後の日 Twilight's Last Gleaming
世界が燃えつきる日 Damnation Alley
ランス・ヘンリクセン
Lance Henriksen
Detective
Vukovich
オーメン2 ダミアン Damien: Omen II
ライトスタッフ The Right Stuff
ベス・モッタ
Bess Motta
Ginger Ventura あばよ、デ・ニーロ(未) You Talkin' to Me?
アール・ボーエン
Earl Boen
Dr.
Peter Silberman
メーン・イベント The Main Event
9時から5時まで Nine to Five
リック・ロソヴィッチ
Rick Rossovich
Matt Buchanan 影の私刑 The Lords of Discipline
ストリート・オブ・ファイヤー Streets of Fire
ディック・ミラー
Dick Miller
Pawnshop Clerk ハウリング The Howling
トワイライトゾーン 超次元の体験
 Twilight Zone: The Movie
ショーン・シェップス
Shawn Schepps
Nancy 殺人鬼(未) 10 to Midnight
月を追いかけて(未) Racing with the Moon
フランコ・コランブー
Franco Columbu
Future Terminator コナン・ザ・グレート Conan the Barbarian
バトルランナー The Running Man
ビル・パクストン
Bill Paxton
Punk Leader ストリート・オブ・ファイヤー Streets of Fire
タイタニック Titanic
フレイルティー 妄執 Frailty
ブラッド・リアーデン
Brad Rearden
Punk アースライト 君は星になった(未) The Return
フーズ・ザット・ガール Who's That Girl?
ブライアン・トンプソン
Brian Thompson
Punk コブラ Cobra
フライトナイト2 バンパイヤの逆襲 Fright Night Part 2
X-ファイル The X Files (tv)
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