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ザ・力道山
same title as above (1983) Japan 101min.
Introduction 序盤アウトライン
プロレス界の伝説、力道山。その栄光の軌跡を辿る。
Various Note メモ
本作は「全日本」と「新日本」の二大派閥と云う構図の下、TVの平均視聴率も2割を超えると云うプロレス黄金期に公開された作品だが、その爆発的なプロレス人気も、90年代に入るとその様相は一変する。84~85年、佐山聡(初代タイガー)と前田日明が率いた第一次UWFが、86~88年3月(前田は11月に離脱)の期間中に新日本に出戻りする形で姿を表すと、「新日本vsUWF」と云う他流試合を中心とするリアルファイトに外国人レスラーは要らないとまで云われるほどの人気を博すが、間もなくして独自のストイックなスタイルを貫くべくUWFが完全に独立、テレビの視聴率は降下の一途を辿る。
独立したUWFは88~89年の活動期間を経て、前田日明が率いる「RINGS」、高田と山崎が率いる「UWFインターナショナル」、藤原嘉明が率いる「藤原組」(後に「パンクラス」と分裂)と3派に分裂、また、大仁田率いる「FMW」、グレートサスケの「みちのくプロレス」などさまざまな団体の乱立、惜しまれつつも他界したジャンボ鶴田氏を失う全日本等の状況によりプロレスリング界は群雄割拠の様相を呈する。更には、92年より旗揚げされた「K-1」人気の過熱、90年後半より人気を博する「PRIDE」など自らリアルファイトを提唱する格闘技興行・団体ジャンルの業界参入によりプロレス界はかつての確固たる人気を失ってしまう。
本作ではその戦後史に「スーパースター」として君臨した力道山の軌跡を実在の映像と共に振り返るものだが、列島を巻き込んだ当時の熱狂ぶりは、昭和38年の力道山の逝去と云う悲しき節目を境目として以降、昨今まで繰り広げられて来た混乱のプロレス界を取り巻く様相とは明らかに一線を画するものである。一つを例に挙げてみれば、61年6月に奈良県あやめが池公園特設リングで行われた「力道山vsミスターX」戦に於いての動員数は3万5千人だが、1961年と云えば昭和36年、当時の交通事情などを考慮すれば、如何に凄まじい動員数だったかと云う事が伺える。交通網の発達した昨今に於いても、3万5千人を超えると云うイベントが、そうざらにある訳ではない。
本作の最大の見せ場は54年に行われた対木村政彦戦の映像だろう。現在ではその映像もビデオ等で鑑賞出来るようになったが、本作の公開当時には完全に未公開だったもので、そのフィルムの発掘には震えるほどの感動を覚えたと云う製作者・村松氏のコメントにも手放しで頷ける。木村政彦氏と云えば、もはや説明の必要も無い所だが、北南米大陸のみならず極東の日本をも席捲したグレーシー柔術の総帥、若き日のエリオ・グレーシーを、敵地での一戦に於いて「キムラロック」で仕留めた伝説の柔道家である。
本作では明らかにされていないが、「力道山vs木村」と云う世紀の一戦が、さまざまな物議を醸したと云う事は周知の所。その物議の内容について敢えてここでは触れないが、約半世紀の時を越えて、現代を代表する柔道家達がその他流派他競技団体のリングに上がるようになった今、日本国内に於いては様々な事情により発揮する事の出来なかった木村政彦氏のその真実の力は、世代を超えた愛弟子達の手で確実に証明されようとしているのではないだろうか。
スコアを担当する山下洋輔氏だが、本作でもそのパフォーマンスを披露しているトリオ(タイコは小山彰太氏)でのライヴに2回ほど足を運んだ事がある。本作の劇中に於いてもその効果は圧倒的なもので、山下氏のピアノソロと同様、このトリオのパフォーマンスは、作品にはなくてはならない不可欠な要素。記憶によれば、本作の劇場公開その前後の時期に山下氏のトリオは解散していたはずだが、60年代より社会的な側面に於いても多大な影響を提供してきた第一次「山下洋輔トリオ」の記念碑的な演奏も堪能出来ると云う意味に於いても貴重な作品だった。



製作スタッフ
Staff
関連作品 (抜粋)
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監督
Directed by
高橋伴明 RUNNING is SEX 狼
TATOO 刺青あり
製作 村松友視 私、プロレスの味方です(著書)
時代屋の女房
泪橋
プロデューサー 鈴木和年 求婚旅行
空いっぱいの涙
升本喜年 いつか来るさよなら
凶弾
音楽
Music by
山下洋輔 荒野のダッチワイフ
キッドナップ・ブルース
ウィークエンド・シャッフル
蜜月
スタア
ジャズ大名
X電車でいこう(ov)
ファザーファッカー
カンゾー先生
助太刀屋助六
声の出演
Cast
配役
Plays
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