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Indiana Jones and the Kingdom of the Crystal Skull
インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国 (2008) USA 122 min.
Introduction 序盤アウトライン
1957年、米ネヴァダ州南部グレーム・レイク空軍基地(通称:エリア51)。冷酷な女指揮官スパルコ率いるソ連兵の一味が基地内に進入する中、強大なパワーを秘める「クリスタル・スカル」の強奪に乗り出す。一味に囚われていた考古学者のジョーンズ博士は、一味の手から奪い取ったお宝を携えて赴任先の大学に戻るが、やがてマットと名乗る一人の青年がジョーンズの前に出現、お宝の謎を知る旧友の窮地を知らされたジョーンズは、旧友を助け出すべく南米ペルーの地に出向くのだがーー
Various Note メモ
シリーズ3作目「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦 (1989)」から実に19年、いきなり世に放たれたシリーズ最新作。と云うか、半ば伝説と化していた名作シリーズの最新作を前に若い世代も熱狂する情景には我が目を疑ったが、内容を見て納得。これは近年の冒険アクションも凌ぐ物凄い内容。シリーズ、と云うより、スピルバーグのSF映像作家としての集大成とも言えるようなネタのつるべ打ちには只々絶句させられる。原案は、シリーズ生みの親の一人、製作総指揮も手掛けるジョージ・ルーカス(George Lucas)と「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン (2002)」「ターミナル (2004)」のジェフ・ナサンソン(Jeff Nathanson)、脚本は「宇宙戦争 (2005)」「天使と悪魔 (2009)」のデヴィッド・コープ(David Koepp)。監督は、シリーズ全編を手掛けるスティーヴン・スピルバーグ(Steven Spielberg)。同じくシリーズ全編を手掛けるジョン・ウィリアムズ(John Williams)のスコアも絶好調。
主演は「ファイヤーウォール (2006)」「ハリウッド的殺人事件 (2003)」「K-19 (2002)」のハリソン・フォード。共演は「ベンジャミン・バトン 数奇な人生 (2008)」「エリザベス:ゴールデン・エイジ (2007)」「アイム・ノット・ゼア (2007)」のケイト・ブランシェット、「イン・ザ・ベッドルーム (2001)」「パーフェクト ストーム (2000)」「レイダース/失われたアーク《聖櫃》 (1981)」のカレン・アレン、「トランスフォーマー (2007)」「ディスタービア (2007)」「イーグル・アイ (2008)」のシャイア・ラブーフ、「フールズ・ゴールド/カリブ海に沈んだ恋の宝石 (2008)」「ベオウルフ/呪われし勇者 (2007)」のレイ・ウィンストン、「ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー (2008)」「Vフォー・ヴェンデッタ (2005)」「ルワンダの涙 (2005)」のジョン・ハート、「ハリー・ポッターと謎のプリンス (2008)」「ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女 (2005)」のジム・ブロードベント、「ブラッド・ワーク (2002)」「エイリアス/2重スパイの女 (TV) (2002)」のイゴール・ジジキン、「LOST (TV) (2005-2008)」「アグリー・ベティ (TV) (2006-2008)」のアラン・デイルなど。

以下、完全ネタバレ。未鑑賞の方はご留意下さい。
36年のエジプトを舞台に伝説の聖櫃を巡りナチスを蹴散らす「レイダース/失われた聖櫃」、35年の上海からインドを舞台に魔人と対決する「魔宮の伝説」、38年のヨーロッパを舞台に永遠の命をもたらす「聖杯」を巡りナチスとの死闘を繰り広げる「最後の聖戦」と、時代設定もやや前後する30年代が舞台だったインディの過去3作品だが、さすがに今回はハリソン・フォードの年齢にもリンクさせる50年代と云う時代設定。ついては、マッカーシーによる赤狩りや原爆実験などのネタがのっけから炸裂する序盤だが、何とここでの本ネタは、あのロズウェル事件でも著名なグレイタイプのエイリアンにメソアメリカの古代文明を掛け合わせる仰天の内容。
と云うか、マリオン(カレン・アレン)の登場だけでも往年のファンとしては感涙モノだったが、両親譲りの向こう見ず+行き当たりばったりな性格の息子キャラ(シャイア・ラブーフ)までが登場する中、赤狩りの手を逃れたインディがアンデス山脈を舞台にエイリアンと古代文明の秘密を巡りソ連軍と鍔迫り合いを展開する内容には息継ぐ間もなし。こりゃまさにSF冒険ネタの缶詰。そんなネタの多さも然る事ながら、やはり何より驚かされたのは、あの超弩級のオチ。70年代以降の異星人モノのパイオニア的存在、と云うか、異星人の存在を真摯なスタンスで描く監督としては古今東西でもパイオニアとも言えるスピルバーグが、まさかその辺りのオチでインディの集大成を帰結させるとはマジでビックリ。
矢継ぎ早に繰り出されるアクションも全てが絶品。と云うか、何度も見たくなるウィットってのもこの手の路線では結構珍しい。原爆実験を鉛仕様の冷蔵庫で凌ぐオープニング、「アウトサイダー」を髣髴とさせる「山の手vs下町」構図での唐突なケンカファイト、図書館を終着駅にするカーチェイス、軍隊アリの脅威に晒されながらのアンデス山脈でのチェイスアクションなどなど、これは極上エンタメの玉手箱のような内容。それぞれ何度リピートしても飽きない演出はスピルバーグならでは。と云うか、やはりこの手の路線こそがスピルバーグの真骨頂。真っ向勝負のスタントアクションなどは、お手ごろな演出がひしめき合う昨今でも屈指の出来栄え。トレーラーでも紹介されていたエリア51でのアクションはもとより、数々のカーチェイスのシークエンスなど、これはアナログ精神にも満ち満ちた生身の特撮ならではの醍醐味。エイリアン絡みのシークエンスでは今どきのCG映像などもてんこ盛りだが、これらも随所に織り込まれる生身のアクションに彩を添えるオマケのような感じ。
荒野に息衝く愛らしい動物キャラやジャングルのサル軍団、インディの大嫌いな大蛇や瞬く間に人を飲み込む軍隊アリの大群など、動物キャラの登場数もシリーズ随一。と云うか、ここまでやってしまえば後はないのかも。秘法を巡るオハコのモチーフからメソアメリカの文明=エイリアンの文明と断定する筋書きなどは、あの「X-ファイル」ですら避けていたタブーな内容だが(未映像化の小説には似たようなエピソードも有り)、何れにせよ、若き日のインディをネタにするTVシリーズもリリース済みの昨今では、代役での過去に遡るエピソードや母親役のカレン・アレンにも何気にソックリなシャイア・ラブーフにバトンタッチする続編なども考え難い。まぁ、伝説のトリロジーから19年、仰天の筋書きで新作がリリースされただけでも、ミーハーなファンとしては惜しみない拍手を送りたい所。



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